訪問看護ステーション 助産師の1にち

訪問看護ステーション

助産師かこです。訪問看護ステーションの助産師3年目。まだまだ悩むことはあるけれど、お仕事のコツが掴めてきました。

「訪問看護って1日に何件訪問するの?」「1日の流れってどんな感じ?」

そんな疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか?
私の訪問看護ステーションでのスケジュールを
載せていきます

訪問看護ステーションで働く助産師の1日は、病院勤務とはだいぶ違ったリズムで進みます。
ここでは、私が働いている訪問看護ステーションでの1日の流れをご紹介します。

1件の訪問は60分が多いです。
情報収集や記録はタブレットで行うので、ネットがつながれば移動先どこでも事務作業ができます。訪問と訪問のスキマ時間に記録をしたり、保健師さんや病院など関係機関との連絡をとったりもします。

つぶやき
つぶやき

スキマ時間をどうやってうまく使うかが腕の見せ所です。
訪問はずっと一人で回るので、考えすぎてしまったり落ち込むこともあります。
少し事業所に寄って話を聞いてもらったり、電話で相談したり、なんて使い方をすることもあります。

1日の最後の訪問が終了した後は、記録や明日のための情報収集の時間にあてます。

1日の訪問件数はどのくらい?

私は現在、パート勤務をしているため1日の勤務時間は短く、大体3~4件/日の訪問をしています。
フルタイムで働かれているスタッフさんは、4~5件/日訪問されていますが、
・ケアの内容
・利用者様の状態
・訪問先への距離
によっても変わるので、毎日必ず同じ件数になるわけではありません。

私が働いている訪問看護ステーションは小児・精神特化型のステーションになっており、医療依存度の高い方や精神科訪問看護の訪問もあります。
そのため、医療依存度の高い方への訪問は90分の長時間訪問になったり、精神科訪問は30分の短時間訪問もあります。
また、訪問先と訪問先が近ければその分多く回ることもできますが、動線によっては移動に時間を割かれてしまい、訪問件数が少なくなってしまうこともあります。

つぶやき
つぶやき

長時間の移動は疲労にも繋がります。
より沢山の、質の良いケアを提供できるよう利用者様のことを考え、地図を把握して、どのルートで、どのスタッフが行くのか、考えてくださる所長さん・事務さんにはいつも感謝です。

月末は忙しい!

訪問看護ステーションの勤務では、月末が特に忙しくなる傾向があります。
理由は、

計画書、報告書の作成  

が集中するためです。

訪問看護ステーションでは、毎月、計画書報告書を作成しています。指示書をいただいている主治医へ利用者様に提供したサービス内容や利用者様の状態を報告しています。
・訪問日時
・訪問時間
・バイタルサイン
・ケア内容
・利用者様、ご家族の様子や訴え
・来月の訪問予定
・その他特記事項

↑のような内容を自分の担当する利用者様、全員の分を記載していきます。
毎日の業務に加えての作業になってきます。訪問の合間に作成したりしますが、なかなか終わらず残業として自宅で作成することも多いです。

まとめ

今回は、訪問看護ステーションで働く助産師の「1日の流れ」「訪問件数」「月末が忙しい理由」についてお伝えしました。
訪問看護ステーションでの助産師の1日は、病院勤務とは違い、「生活」を大切にしています。赤ちゃんとママに寄り添い、そのご家族の暮らしに合わせたサポートを行うお仕事。1件1件の訪問の温かさを感じながら、お時間を共有させていただいています。

ただ、訪問が立て込んでいるときや月末のような事務作業が増える時期はチームで助け合いながらスケジュールの調整、作業の分担も大切です。チームでまめに報連相しながら、訪問をさせていただいています。

また、訪問看護は自分のライフスタイルに合わせて、さまざまな働き方を選べるのも魅力のひとつ。
私自身、「自分の家族も大切にしながら、助産師としてもママ達のお手伝いをしたい!」という気持ちを考えた結果、現在のステーションに受け入れていただき、働かせていただいています。


訪問看護に興味がある方や、助産師としての新しい働き方を探している方の参考になればうれしいです。


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